みなさん、こんにちは!
&RYUです。
中古のカメラ転売をしていると避けて通れないのが、商品コンディションです。
特に光学系のコンディションは写りに影響するので、
しっかりと商品説明に記載する必要があります。
かび、くもりの英文説明はこちらから
特に中古レンズにおいてよくカビ、くもりの状態は起こってしまう現象なので、
どういう状態なのか理解しておく必要があります。
かび・くもりの状態を理解していないと・・・
どうなるのか。
レンズの状態において、かび、くもりをしっかり理解していないと、
・仕入れでジャンク品を掴まされる
・商品販売後にクレームに繋がる可能性が高くなる
特に仕入れをするオークションやフリマは、
くもりの状態を、「レンズ内に汚れがあり、淡い印象の撮影ができます。」など
あえて”くもり”という表現を使わず、出品している者もいます。
また商品説明にかびやくもりを記載せず、クレームを言ってこなかったらセーフ。という
出品者もいますので注意が必要です。
カビについて
光学系に発生してしまう一つにカビがあります。
点カビ、糸カビ等様々ありますが、カビがどういう状態なのか説明していきます。
大きく成長したカビはこのような感じになります。
![](https://ryuto-trade.com/wp-content/uploads/2017/11/9c280b0989fec8289138b27143b1c1f6-1024x685.jpg)
ファインダーを覗くとこのカビの部分だけもやがかったように見えます。
ここまでいくと成長したカビ(mold)という表現になります。
通常の撮影に影響がないカビですと、このようなものです。
![](https://ryuto-trade.com/wp-content/uploads/2017/11/6d2fab339021dd98e137605a81baba22-1024x685.jpg)
撮影に影響はないけど、小さいカビ(tiny fungus)ですね。
くもりについて
くもりも光学系には多い現象です。
商品撮影では、写らないことが多いのですが、
検品の段階で、レンズにライトを当てて見ると
白くもやがかったように見える状態がくもりです。
少しわかりにくいですが、ライトを当てた状態で撮影した”くもり”レンズです。
![](https://ryuto-trade.com/wp-content/uploads/2017/11/71d8dafdf1fb896e38f65eab4110807e-e1512006529873-1024x994.jpeg)
この状態で撮影すると、画像は淡い状態になります。
こちらはバルサム切れによるくもりですが、
僕はほこりが多い状態でもくもっていると表現しています。
大事なことは何起因によるくもりかどうかではなく、
・撮影に影響があるかどうか。
・購入者がくもりと認識する可能性があるかどうか
で商品説明に記載しています。
バルサム切れについて
かび・くもりほどありませんが、バルサム切れという状態もあります。
バルサムというのは、レンズ同士を貼り合わせている接着剤のことです。
バルサム切れもひどい状態だと、くもった状態になり先述した様子になります。
ただ、ひどくならない限り撮影に影響はないです。
バルサム切れはこのようにつぶつぶになったり、
![](https://ryuto-trade.com/wp-content/uploads/2017/11/df595e3a29946c67a27f8bcf14bceb94-e1512007030632-698x1024.jpeg)
ライトを当てるとレンズの光の通り方が湾曲したようになります。
![](https://ryuto-trade.com/wp-content/uploads/2017/11/7c2f17732b7e29278e6a2978ff611bfb-300x273.jpg)
商品撮影では、くもりと同様、軽度の場合は写すことができませんので、
しっかりと商品説明に記載します。
バルサム切れはbalsam cemented lens separationと表現しましょう。
最後に
レンズやファインダーにはかびやくもりは発生してしまうものです。
後々のクレームやジャンク品を掴まされないように、理解しておいてください。
またこれはカビかくもりかなにかわからないけど、レンズの状態が普通ではないと感じたら、
グーグルで「かび レンズ」や「くもり レンズ」と検索すると
たくさん出てきますので、それで判断するのもいいと思います。
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